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細菌感染した歯の根を
きれいに掃除する治療
歯の根の中には根管(こんかん)と呼ばれるとても細い管があり、
そこには歯を支えるための神経や血管などが集中しています。
その根管にまで虫歯菌が入り込んだ場合は治療が必要になります。
表面に出ている部分ではなく、小さな歯の、
さらにその中のミクロの世界の治療になります。

当院の根管治療の特徴

マイクロスコープを用いた
精密な根管治療を実現

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根管はとても細く複雑な構造になっているため、治療が困難で、根管内から汚染された神経や血管を完全に除去するのには高度な技術が求められます。仮に根管内に細菌が残ってしまえば、再治療が必要になってしまい患者さんに負担がかかってしまいます。
吉田歯科医院では、表示倍率最大約25倍まで視野を拡大できるマイクロスコープを用いて根管内を拡大し、今まで見えなかった細部まできっちりと確認することで、より精度の高い治療を行ってまいります。

マイクロスコープについて詳しく見る

根管治療とは

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歯の根、内部の精密な治療
歯医者さんで「虫歯が歯の神経まで進行している」と言われた経験はないでしょうか。
前述した通り、歯の根の中には神経や血管が入っている「根管(こんかん)」というとても細い管があります。この根管が虫歯による細菌感染を受けたり、既に神経のない歯でも根の先端にまで感染が及んだりすると酷い痛みや腫れが生じてしまい歯を支えることができなくなってしまうので、根管をきれいに掃除して感染物質を除去する必要があります。
そういった歯の根の治療を「根管治療」と呼びます。
こんな症状がある方は要注意!根管の状態をチェック
  • 虫歯が進行して、痛みが強い
    虫歯が進行して神経(歯髄)にまで達すると、歯がしみたり痛んだりします。そうなると細菌に感染した神経を取る処置=抜髄(ばつずい)をする必要があります。抜髄後は根の中をキレイに消毒します。
  • 歯茎に膿が溜まっている、腫れて痛い
    歯の神経が死ぬと空洞ができ、そこに細菌が繁殖すると膿の袋ができます。初期症状はありませんが、体の抵抗力が落ちると腫れがひどくなり、痛みが出ることがあります。蓄膿症の原因になる場合も。
  • 噛んだ時に歯が痛むようになった
    虫歯が進行したり、歯を強く打ち付ける打撲などによって歯の神経が死んでしまうことがあります。その死んだ神経が腐ってしまい、細菌が根の先まで達して細菌感染すると、噛んだ時に痛みが出ます。
  • 歯茎に白いできものができた
    歯茎にできた白いニキビのようなものは、歯の根の先に溜まった膿が出てきたものです。出し終わると無くなり、また溜まると出てきます。膿は臭く、口臭の原因になることもあります。
上記以外にも気になる症状があれば、
お気軽にご相談ください。

なぜ根管治療が必要なのか

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根管治療は、歯を長持ちさせるための基礎工事
歯の根(根管)は、歯をしっかりと支えるための土台=基礎です。建物に例えると分かりやすいのですが、基礎がしっかりしていなければ、どんなに立派な建物を建てても倒壊してしまう可能性があります。
歯も同様で、土台である歯根がしっかりしていなければ、立派な被せ物を作ってもすぐに外れたり壊れてしまい、再治療を繰り返すことになります。根管まで虫歯菌に感染した場合は、まずは土台をしっかり整えた上で、歯科治療を進めることが重要です。

根管治療の流れ

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    治療時の感染を予防するための準備
    治療時に唾液や歯石などの飛沫が少しでも入り込むと、再感染のリスクが高くなってしまいます。そういった細菌感染を防ぐためにラバーダムで治療中の歯を覆い、新たに細菌を歯の中に入れないように徹底した感染予防を行っています。
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    根管の清掃・消毒
    歯を削って根管を露出させ、細菌感染した歯髄(神経や血管)や歯根の先に溜まった膿などを取り除き、膿を完全に取り除いてから消毒を行います。複雑なかたちをしている歯の根の中の形を慎重に整え、隅々まで消毒液を入れて蓋をします。
    この作業を、完全に消毒できるまで繰り返します。
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    充填剤で密封
    歯の神経の管を消毒後に、隙間ができないように充填剤を入れて密封します。
    歯の神経がなくなった歯は再感染しやすく、管の中に空気が入ってしまうと痛みを感じたり再感染の恐れがあるため、薬剤で密封し、細菌の入る余地を無くします。
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    レントゲンで確認
    歯の根の中に薬を入れた後、根の先までしっかり薬が入っているかレントゲンで確認します。ぴったりとすきまなく薬剤が入っていないと痛みや再感染の原因となるため、再度入れ直すこともあります。
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    被せ物の装着
    レントゲン撮影をして、歯の根の中に完全に薬が入っていることが確認できたら、土台となるコアを入れ、被せ物(クラウン)を装着し、治療終了です。
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    メインテナンス
    再発を防ぐためにはご自宅での毎日のケアはもちろんのこと、歯科医師によるメインテナンスや歯科衛生士によるクリーニングを定期的に受けることをおすすめします。 治療後の健康維持のためにも、ぜひ定期検診にお越しください。
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Medical

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